日時
令和2年(2020)年1月24日(金)10:00‐17:00
場所
TKP新橋カンファレンスセンター ホール11D
東京都千代田区内幸町1丁目3-1 幸ビルディング 11階
参加費
無料
申込み方法
参加者の募集は締め切りしました(1/17)。
開催趣旨
超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)は、2019年4月から、イオンエンジンを用いて軌道高度271.5kmから167.4kmにかけて7段階の高度保持運用を行い、全てのミッションを達成して、2019年10月1日に運用を完了しました。
「つばめ」の最も低い保持高度167.4kmはギネス世界記録と認定されました。
また、これまでの衛星にない低い軌道から、大気密度や原子状酸素に関する長期間の観測データや高分解能画像を取得することに成功しました。
第5回目を迎える今回のワークショップでは、「つばめ」で得られた成果に基づいて、超低高度技術の将来の宇宙利用への展開を目指し、
- ・「つばめ」の運用成果
- ・超低高度における大気密度データと大気モデルの精度向上に向けた最新研究成果
- ・原子状酸素環境や大気曝露による衛星材料劣化に関する最新研究成果
- ・超低高度から取得した「つばめ」画像と新しい衛星画像利用への展開
- ・将来の超低高度衛星ミッションへの展開
の報告および議論を行います。
皆様のご参加をお待ちしています。
議事次第
1.開会挨拶 | 寺田 弘慈 (JAXA衛星システム開発統括) |
午前 |
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2.「つばめ」の運用成果 | 佐々木 雅範 (JAXA SLATSプロジェクトチーム プロジェクトマネージャ) |
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3.超低高度における大気密度データと 大気モデルの精度向上に向けた最新研究成果 |
能勢 正仁(名古屋大学 准教授) 三好 勉信(九州大学 准教授) 他 |
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昼休憩 | ||
4.原子状酸素環境や大気曝露による 衛星材料劣化に関する最新研究成果 |
田川 雅人(神戸大学 准教授) 他 | 午後 |
5.基調講演「衛星データ利用の過去、現在、未来」 | 松浦 直人 (さくらインターネット フェロー) |
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6.超低高度から取得した「つばめ」画像と 新しい衛星画像利用への展開 |
此上 ⼀也 (JAXA SLATSプロジェクトチーム) 他 |
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7.将来の超低高度衛星ミッションへの展開 | 高山 慎一郎 (JAXA SLATSプロジェクトチーム) 他 |
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8.閉会挨拶 | 今井 良⼀ (JAXA理事(第⼀宇宙技術部門長)) |
全公演スライド資料
「つばめ」の運用成果
超低高度における大気密度データと大気モデルの精度向上に向けた最新研究成果
- 3.「つばめ」における大気抵抗補正係数推定結果
- 4.「つばめ」空力データベースと大気密度評価および将来計画
- 5.SLATS衛星で推定された中性大気密度と地磁気擾乱について
- 6.SLATSおよび大気大循環モデルを用いた熱圏大気密度の研究
原子状酸素環境や大気曝露による衛星材料劣化に関する最新研究成果
- 7.AOFSにて観測された超低高度環境における原子状酸素(Atomic Oxygen:AO)
- 8.MDMにて観測された超低高度環境における教材変化
Material Changes in the Super-LEO Environment Observed by MDM - 9.宇宙材料劣化研究におけるSLATSミッションのインパクト
超低高度から取得した「つばめ」画像と新しい衛星画像利用への展開(一部)
基調講演「衛星データ利用の過去、現在、未来」
超低高度から取得した「つばめ」画像と新しい衛星画像利用への展開(二部)
将来の超低高度衛星ミッションへの展開
- 15.衛星搭載ドップラーライダーが航空機運航にもたらすインパクトについて
- 16.将来超低高度衛星ミッション検討状況
- 17.ISS搭載植生観測ライダーミッション
MOLI:Multi-footprint
Observation Lidar and Imager
過去4回のワークショッププログラム・発表資料については、
./news/2018/09/03/226/
をご覧ください。詳細は下記の事務局にお問合わせください。
会場周辺地図
問い合わせ先:早藤:hayato.asami@jaxa.jp