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有川善久 プロジェクトマネージャ

ALOS-4メンバー紹介

プロジェクトマネージャ

ありかわ よしひさ
有川 善久

現在担当されているお仕事を教えてください。

2022年4月より、プロジェクトマネージャを引き継ぎました。 これまでサブマネージャとして、衛星全体に責任を持つ立場で仕事をしてきましたが、地上システムや運用準備、さらには打ち上げた後の利用推進や広報など、 全てに責任を持つ立場となりました。身の引き締まる思いです。
プロジェクトマネージャはスポーツで言えば監督のような立場で、選手全員の力を最大限引き出し成功に導くために、チーム全体を纏めています。 また衛星が打ち上った後、能力を最大限発揮し、宇宙から得られた観測データを届け、皆さんが安全で安心できる社会を実現できるように、 総合的な企画・進行を行う、プロデューサーの役割も担っています。

ALOS-4にかける想い

前号機のALOS-2から継続して開発に携わっており、ALOS-4も、自然災害において真に役立つ衛星になることを期待しています。
また、衛星開発はJAXAだけでは行うことができず、多くのメーカの力を結集して成り立つものです。高い技術力を持つメーカ技術者をリスペクトし、ともにタッグを組んでALOS-4を完成させていきます。

宇宙開発を志したきっかけは何ですか?

日本が世界に先駆けて宇宙でのランデブ・ドッキングに成功したETS-VII「おりひめ・ひこぼし」のニュースを知って、 そのような最先端の技術に携わりたいと考え、宇宙開発を志すように。 大学の研究室では、一辺10cmキューブサイズの超小型人工衛星を作って、世界で最初に宇宙に打ち上げました。その経験を通して、「社会に役に立つ衛星を開発したい」という考えを抱くようになりました。

今後の夢を教えてください。

気象衛星「ひまわり」やGPSに続くような、生活に密着した人工衛星を企画立案し、自分の手でそれを実現したいと考えています。 朝晩の天気予報や、毎日のスマホニュースで、ALOSシリーズの人工衛星画像が登場する、というのが私の夢です。

宇宙開発をしていなかったら、今何をしていると思いますか?

「世の中の仕組みを変えたい」という想いがあったので、コンサルティングや保険会社など、今とは全く違った仕事をしていたかもしれません。 でも、最近は宇宙ベンチャーがブームなので、今頃起業して、結局は宇宙開発に携わっている気がします。

私のアイテム

家族
子供が所属するサッカーチームで、コーチや審判をやっていました。そのため、常に日焼けした真っ黒い顔が、職場の中でも目立っていました。
最近は、キャンプや我が家でのBBQなど、高校時代の友達と家族ぐるみの交流を楽しんでいます。