現在担当されているお仕事を教えてください。

人工衛星の熱を始めとした機械系開発を担当しています。 熱がなぜ宇宙で重要なのでしょうか？例えば、スキーに行ったとき、携帯のバッテリーがすぐなくなってしまったことはないでしょうか。 バッテリーを含め、人工衛星には複雑な機器がたくさん載っています。宇宙空間では人工衛星の温度が-100℃～100℃になります。 熱の設計をきちんとすることが、人工衛星が宇宙で動作するためにとても重要なのです。 宇宙における熱について学ぶと、当たり前に思っていた地球の不思議がわかります！

My work responsibility：I am in charge of the mechanical engineering system for ALOS-4. The satellite consists of several hundreds-of-thousands of small components. Hence, integration of all the parts to function in a harsh environment are critically important for the mission success. My responsibility is to evaluate the results of satellite environment tests.

ALOS-4にかける想い

ALOS-4は日本、世界の災害を見守り被害を食い止めることにとても役立ちます。 大学時代に仙台に住んでいたため、災害に役立つことがしたいと考えていました。 JAXAへ入社してすぐにこんな大きな日本を代表する人工衛星開発に関われて嬉しいです！

About ALOS-4：I am so honored to be part of such a cutting edge and important project. As the youngest member of the ALOS-4 project, I greatly appreciate the support I have received from my senior colleagues.

宇宙開発を志したきっかけは何ですか？

10歳の時にJAXAが募集していた月探査機の名前を、母と一緒に「かぐや」と応募しました。 その後、かぐやの認定証とバッジをもらって宇宙を身近に感じ、今ここに至ります。私もいつか、かぐやの行った月へ行きたいです！

Inspiration for Space：When I was 10, I named a lunar probe called "Kaguya" when JAXA was conducting public poll for the suggestion for the name. This experience made me passionate about space!

今後の夢を教えてください。

日本を代表する世界の宇宙開発を導いていける人材になること。エンジニアだけに限らず、外交やビジネスもわかるSuper womanになりたいです。

My ultimate goal in life is to contribute to space industry not only as an engineer but also in business and policy sectors.

宇宙開発をしていなかったら、今何をしていると思いますか?

ダイビングのインストラクター。
10歳から始めたダイビングでガラパゴスやモルディブ、パラオなど世界中のダイビングスポットを潜ってきました。 今はアドバンスのライセンスを持っています。南の島の海で、毎日マンタやサメと一緒に泳いでいたいです。

Another life：If I had another life, I would like to be a scuba diving instructor as I love marine animals.

私のアイテム

赤いロードバイク：大学時代、仙台から東京までの320㎞を2日かけて漕ぎました。 山がいくつもあって、途中でなんでこんなことしたんだろうと思いましたがこれからは何でもできる！と思えました。

Favorite item：My favorite item is a red road bike which I rode for 320km from university to home over 2 days.