EarthCARE衛星が射場作業を行う設備であるPPF (Payload Processing Facility)に運び込まれてから、打ち上げロケットに組み込む前の最終仕上げを行う準備がようやく整いました。
まず初めに行うのは、簡易機能確認試験です。この確認試験は、ドイツにある衛星工場(エアバス社)から空輸された後の「健康診断」(健全性確認)であり、これが打ち上げ前の最終確認になるため、ドキドキものです!
EarthCARE衛星に搭載された各機器に電源を接続、電気信号(コマンドといいます)を入力して各機器の動作状態(テレメトリといいます)を確かめる試験です。衛星には主系、従系と呼ばれる2系統の搭載機器があり、基本は主系の機器が動作しますが、主系の機器に問題があった場合は従系の機器に切り替えて運用を行います。
4/18には従系全体の機能確認が、4/19には主系全体の機能確認が行われ、どちらも問題なく完了しました。チェックアウトルームと呼ばれる部屋からリモートで確認しますが、もちろん、CPRも大丈夫であることが確認できました!
ブログ一覧へ