本日は、EarthCARE衛星をFalcon 9のフェアリング（ロケット先端の衛星を格納する部分）の中に入れる作業を行いました。
この作業を行うことによって、EarthCARE衛星は、宇宙に打ち上がる時と同じ状態になります。
打上げに向けて、大きく一歩、段階を進める作業となるため、プロジェクトメンバー一同、改めて背筋の伸びる思いでおります。
また、この作業は、私たちにとってEarthCARE衛星の姿を見ることのできる最後の瞬間でもありました。
打上げが成功すれば、次に衛星がフェアリングの外に出るのは、宇宙空間の中でフェアリングが分離される瞬間となります。
設計、製作、組立、そして数々の試験を乗り越えてきたEarthCARE衛星に対し、まずは無事宇宙に打ち上がることのできるよう、
そして、その後無事ミッションを達成できるよう、心の中でエールを送りながら格納の作業に向き合っておりました。
明日以降、フェアリングとEarthCARE衛星を実際にロケットに搭載し、射点へ持って行ったのち、打上げを迎えることとなります。
重要な作業が続きますが、慎重に、大切に向き合って行きたいと思います。