ESOC衛星運用管制室では、打上げの7.5時間前から2交代制シフトで張り付きました。
米国バンデンバーグ射場にてロケットフェアリング内に搭載された衛星状態を地上ネットワーク越しに見ていたため、安心して打上げに臨めました。早朝から打上げ時刻である14時20分に向けてバンデンバーグ射場の気温が徐々に上昇しているのが衛星のテレメトリにもしっかり表れていたのが印象的でした。
ESOC管制室のモニタには、打上げ前から、射場映像や、ESOCの別の建屋での広報イベントの様子が映し出され、打上げ、衛星分離までの映像を見守りました。
そのあと、地上局アンテナから衛星信号を捕まえるところから、ESOC側にバトンタッチされます。リンクアップしたときは「お~」と小さな歓声とともに、みなさん、衛星から受信したテレメトリ信号のモニタに釘付け!!(ハイタッチ、ハグ、握手は後回しなんです)太陽電池パネルの展開をテレメトリから確認し、今度は安堵の吐息が・・・。各自の役割を全うすべく集中力と、緊張感でいっぱいの運用室でした。
昼シフト担当@中央管制室(Main Control Room=MCR)
Credit: ESA/J Mai
夜シフト担当@MCR
Credit: ESA/J Mai