EarthCARE/CPRプロジェクトメンバーブログ

2024.5.30(ESOC現地報告)MREF展開

5月30日は祝日ということもあり、ESOCの正門は閉鎖されており、ひと気もまばら。
一方で、管制室がある建屋にはAirBusをはじめ、衛星運用に関わる方々が24時間体制で配置されています。
CPRを開発したJAXAのチームでは、主反射鏡展開という一大イベントを控えており、運用室のガラス越しにその瞬間を固唾をのんで見守ります。

衛星の状態を示すテレメトリから展開確認が出来た際、モニタを見守っていたJAXA隊員の笑顔とガッツポーズは印象的でした!「Congratulations!」の声と共にESA、JAXAのスタッフみんなで握手やハグを交わし、主反射鏡展開の成功を祝いました。

その後は、運用チームのみんなと握手、ハグと思い描いていた光景が現実のものとなりました。運用室のガラス越しに温かく見守っていただいていたESA/JAXAスタッフからも祝福を受けました。これまで、地上試験や運用訓練を積み重ねてきたのですが、全てはこの一瞬のためにあったことを実感できた日になりました。

翌日は、クリティカルフェーズ終了を記念し、ESAとJAXA食事会が開催され、これまでの労いとこれからのEarthCAREの成功を祈って、乾杯しました。

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