雲レーダ(CPR)の中の装置の1つである高出力送信機の開発(主に高電圧グリッドモジュールの修理、高出力送信機の予備品の調達)、衛星システム試験、打上げ支援、運用準備など。 COVID-19禍ならではの仕事(感染拡大状況に応じた欧州作業計画および対策)もありました。最近は、EarthCAREのことを少しでも皆様に知っていただけるように広報活動にも注力しています。
EarthCAREは、地球環境が今後どのように変化していくか、その答えを観測データから導くために開発されました。 EarthCAREの特徴の中でも、私がいいなぁ!と思う点は、欧州と日本の共同開発という点と、長い開発期間にも関わらず、開発当初からの目的が色あせないどころか、むしろ重要性が増しているタフな衛星であるという点です。
中でも日本が開発を担当したCPRというセンサーは、謎多き雲の正体を暴く雲レーダです。私は2020年8月からEarthCARE/CPRプロジェクトに参加しました。 開発終盤でしたが、実際に宇宙に飛んでいくものについて、現地立会いも含め製造から試験までガッツリ携わることができたのは、私にとっては幸運でした。
いよいよ打上げです!まずは無事に打ち上がること、そして宇宙で大活躍することを心から願っています。