EarthCARE衛星に搭載のセンサは観測した信号を地上に送りますが、それを価値のある情報にするためには、信号データを処理しユーザが利用可能なデータ(プロダクト)に加工する必要があります。 平たく言うと、衛星が送る暗号をうまく"解読"して、わかりやすい情報に置き換えることが必要です。 私はそのプロダクトの精度を検証し、ユーザに届けるためのデータ整備を行います。 また、EarthCAREを広く知っていただくための広報活動やデータ利用推進活動も行います。
学生時代の研究対象が「雲・エアロゾル・放射」でしたので、それらを理解する上で衛星データがいかに重要であるかを肌で感じています。 今まで見られなかった雲の内面を知ることができるEarthCARE衛星の打上げは、学生の頃からずっと待ち望んでいたもので、今こうしてEarthCAREに携われることを大変光栄に思います。 EarthCAREが地上に懸命に届けてくれるデータが、雲・エアロゾル・放射間の相互作用、そして地球温暖化の理解の一助となることを祈っています。