世界最先端の技術で気候変動メカニズムの大問題に挑戦！

仕事内容

地球観測研究センターで、EarthCAREに関する研究領域をとりまとめる主幹を務めています。
EarthCAREが観測するデータは研究の基盤となりますが、そのために必要な高次処理ソフトウェアの開発やプロダクト検証に関する活動を、九州大学などの大学・研究機関と連携して進めてきました。
また、気候変動に関する政府間パネル（IPCC）報告書に参画している気候モデルを開発する東京大学等との共同研究や気象庁の数値気象モデルに関する気象庁気象研究所との共同研究を通じて、EarthCAREの観測データを気象から気候まで活用する利用技術の研究開発を進めています。

EarthCARE/CPRに対する想い等

EarthCAREは、世界最先端の技術で気候変動メカニズムの大問題に挑戦するミッションです。
雲とエアロゾルの相互作用は、これまでのIPCC報告書において、常に最大の不確実性であり、最新の報告書である第6次評価報告書（AR6）でも依然として最大の要因のままです。
そのため、雲とエアロゾルに関する気候変動メカニズムの理解に必要な全球の観測データが求められています。
EarthCAREは世界で初めての観測結果をもたらしますので、それにより気候変動メカニズムの解明に向けた研究が進むことを、本当に楽しみにしています。