Columnコラム

2014
1.24

打上げ後からが本番

先日、種子島宇宙センターでGPM主衛星の機体が公開されました。
打上げに向けて、準備が着々と進められています。

GPM主衛星は、当初、もっと早い打上げの予定でしたが、様々な要因により何度もの計画変更の結果、本年の打上げとなりました。
私は、このプロジェクトの立上げ前から、もう10年以上も携わっており、「やっと、ここまでたどりついた」というのが、正直な感想です。

さて、GPM主衛星は打上げ後の運用は、NASAゴダードスペースフライトセンター(GSFC)で行われます。私はDPR担当として、打上げ前後は暫くの間、GSFCでNASAと一緒に運用を実施します。

打上げは大きなイベントですが、人工衛星は打上げ後からが本番です。
現在、種子島での衛星の打上げ準備作業と並行して、GSFCでは運用準備作業が進められています。DPRの軌道上での初期機能確認と定常運用への移行が確実に実施できる様に、打上げに向けて、万全の準備を整えたいと思っております。

次の機会には、もう少し詳しくGSFCの状況をお伝えしたいと思います。
GPM/DPRプロジェクトの古株の古川でした。

(GPM/DPRプロ:古川)

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