Columnコラム

2014
2.17

GPMペーパークラフトを作ってみた!

GPM/DPR打ち上げへの応援メッセージ 外部リンク をお寄せいただきありがとうございます! カウントダウンクロック 外部リンク を見ると打ち上げまであと20日!(2月7日現在)。もうまもなくですね。

そこでファン!ファン!JAXA!編集部では、GPM/DPRをもっと応援しよう! と、NASAのウェブサイトに掲載されているGPM主衛星ペーパークラフトを作ってみることにしました。
ペーパークラフトを作ると、どこにDPRがあるのか、なぜデュアルなのか、一目瞭然です。GPM主衛星のペーパークラフトを作って、衛星の構造や、宇宙から雪や雨を観測するレーダについて一緒に学びましょう!

次の3枚のPDFをダウンロード・印刷し、組み立てます。印刷はカラーで、できれば少し厚い紙の方がよいですね。 作り方の日本語訳は以下をご覧ください。

まず、使う道具を用意します。

はさみ(カッター)
のり(ボンド)
楊枝 1本
ゼムクリップ 大1、小1(同じ大きさのもの2つでも大丈夫!)

1.

各パーツを切り抜こう

各パーツを外周の線にそって切り取ります。
主なパーツは、太陽電池パネル、メインモジュール、DPR、GMI、ハイ・ゲイン・アンテナ、アビオニクス&スタートラッカーです。

2.

点線を山折りにしよう

3.

メインモジュールを作ろう

a.

点線にそって山折りします。

b.

星印で示してあるハイ・ゲイン・アンテナを立てる位置に、楊子のとがった先を刺して、穴を空けておきます。

c.

ペーパークリップをグニャっと広げて、S字型に開きます。

d.

(S字に広げた)クリップの片側半分を、「C」と書かれた位置の裏側に、図のようにのり付けします。
クリップの残りの片側半分は、紙から突き出させておきます。)
必要に応じてクリップを斜線模様の細片で補強します。
(編集注:クリップはセロハンテープで貼り付けた方がよさそうでした)
太陽電池パネル2用のクリップは、少し下向きに曲げておき、のり付けの時に正しい角度にします。(衛星全体の形状は、上の写真をご覧下さい。)

e.

メインモジュールの側面はまっすぐではないので、形に合わせるようにしてのり付けします。

4.

DPRを作ろう

KaバンドレーダとKuバンドレーダの2つを箱形になるようのり付けします。
のりしろ上の番号はおすすめするのり付けの順番です。

5.

ハイ・ゲイン・アンテナを作ろう

  

黒線に沿って切り込みを入れ、その両端が合うようにして円錐形のフタのように整形します。両端を重ね合わせてのり付けします。
ハイ・ゲイン・アンテナ(高利得アンテナ)を楊子の片端にのり付けします。

6.

GMIを作ろう

GMIユニットについては、“GPM Microwave Imager (GMI)”と書かれた長方形のパーツを円筒形に丸めて(※1)、端にあるタブにのりを塗って円柱を作ります。さらに、底面にあるのり付けタブにのりを塗り、底を作ります。支柱の上端にあるのり付けタブにのりを塗りGMIアンテナ(※2)を支えます。
※1 GMIのベースを丸めたり、のりが乾くまで、のりしろがはがれてないように押さえたりするために、ペンか鉛筆を使います。
※2 アンテナは、黒線に沿って切り込みを入れ、その両端が合うようにして円錐形のフタのように整形します。両端を重ね合わせてのり付けします。

7.

パーツを合わせて組み立てよう

すべての部品を集め、各部品に書かれたアルファベットの文字同士を合わせて、のり付けします。

8.

太陽電池パネル2を取り付けよう

パネルを半分に折り目をつけ、のり付けする前に、パネル真ん中あたりにあるオレンジ色の点線部分に切り込みを入れます。つまむようにするとハサミでも切り込みをいれやすくなります。
片方(右側)のクリップを少し下に折り曲げ、端を切り込みに刺し、パネルを折ってのり付けします。

9.

太陽電池パネル1を取り付けよう

(青い絵の部分を上側にして)半分に折り、中にのりを塗り、メイン・モジュールに付けたクリップの片方(左側)の出っ張っている部分を挟むようにして付けます。

10.

GMIとハイ・ゲイン・アンテナを取り付けよう

ハイ・ゲイン・アンテナを、事前に作っておいた穴に差し込みます。必要に応じて、少量ののりで周りを固めます。
GMIユニットを「D」の位置にあわせてのり付けします。



いかがだったでしょうか。作り方が難しい部分は、NASAのサイトに掲載されている作り方の動画がおすすめです。ぜひご参考ください。

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