二周波降水レーダ(DPR)が受信する電力値を降水の強さ(降水強度)に変換するソフトウェアを日米の研究者と共同で開発しています。
日本国内のみならず、米国やアジアの研究者からもDPRに大きな期待が寄せられていることをひしひしと感じます。
DPRは、従来と比べて高精度・高感度に観測できる性能を持ち、さらに、中高緯度では世界で初めての衛星搭載降水レーダによる観測となります。
それらにより、台風や温帯低気圧のような降水システムに新たな科学的知見が得られたり、洪水などの災害を受けている国々の防災対策に貢献したりすることが期待できます。
そのための高精度な降水プロダクトの作成に向け日々、ソフトウェア開発を邁進するとともに、世界中で降水プロダクトが利用される日を楽しみにしています。