宇宙航空研究開発機構

だいちから見た世界の都市

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カトマンズの谷

イメージNo. D-0682
国名 ネパール
州・都市名 カトマンズ
観測日 2007年12月12日
センサー名 PRISM,AVNIR-2

ネパールの首都カトマンズがある標高約1350mの盆地一帯の地域で、かつては湖だったと伝えられています。マッラ王朝が支配していた15世紀に、カトマンズ、パタン、バクタブルの3国が競って美しい王宮や仏教寺院、ヒンドゥー教寺院を建立しました。代表的建造物である、アジア最大級の仏塔でチベット仏教の中心地とされるボダナートやスワヤンブナートの四面には、仏陀の知恵の目が描かれています。この地域では、仏教とヒンドゥー教とが共存し、独特の文化が作り上げられました。1979年に世界遺産に登録されましたが、急激な都市化や観光客の増加による景観の悪化、車の排気ガスによる大気汚染などの理由で、2003年に危機遺産に登録されました。その後、ネパール政府の歴史遺産保護のための努力が認められ、2007年に危機遺産リストから解除されました。

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だいちから見た世界の都市 カトマンズの谷:衛星画像

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衛星画像(ポスター仕上げ)

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