宇宙航空研究開発機構

だいちから見た世界の都市

閉じる

リシャット構造 サハラの目(アフリカ北西部)

イメージNo. D-2100
国名 モーリタニア
州・都市名
観測日 2010年10月8日
センサー名 AVNIR-2

直径は約50kmに及び、宇宙空間からでないと、その全容は掴めない。その形状から「アフリカの目」、「サハラの目」と呼ばれることもある。周囲はサハラ砂漠に囲まれ、標高100〜200mほどの高台の中に、窪地となったリシャット構造が存在する。構造内部は、同心円上に標高100mほどの山が幾重にも重なっている。発見当初は、隕石の衝突によるクレーターと思われていたが、調査の結果、特有の鉱物が存在しないこと、直径に比べて深さが浅いことなどから、これは否定されている。山を形成するのはカンブリア紀の固い岩石であり、長年の風化や浸食によって、柔らかい岩石部分が削られ、このような地形が形成されたとされる。環状となったのはドーム状の隆起運動のためと考えられる。

衛星画像

だいちから見た世界の都市 リシャット構造 サハラの目(アフリカ北西部):衛星画像

拡大する

衛星画像(ポスター仕上げ)

だいちから見た世界の都市 リシャット構造 サハラの目(アフリカ北西部):衛星画像(ポスター仕上げ)

拡大する

ページのトップへ

提供・衛星利用運用センター

Copyright 2008 Japan Aerospace Exploration Agency