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異常気象の解明

最近良く耳にするようになったエルニーニョ現象。 これは、熱帯太平洋の東部、南米沖で海の表面近くの水温がいつもより数度高くなり、その状態が半年から一年半ぐらい続く現象のことです。 この現象は、降水活動の活発な場所や強さに影響して、結果として大気の流れを変えてしまい、 異常な高温や低温、干ばつ、洪水など、世界中に深刻な異常気象を引き起こし、私たちの生活に大きな影響を与えます。 もし日本に雨がまったく降らなくなったら? 逆に豪雨がずっと振り続けたら・・・?

このような異常気象のメカニズムを解明するためにも、人工衛星は大いに役立ちます。 地球全体の降雨をじっくり監視することで、気候変動の影響を確実に把握し、 現象の解明に役立てることができるのです。

通常の大気状態とエルニーニョ現象