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2023.12.25(月)
東京書籍と咲洲プレ万博による学びのワークショップイベント『NewE EXPO』にJAXA第一宇宙技術部門が出展!地球観測衛星を通して「地球の未来」を考えるコンテンツを提供<事後レポート>
2023年12月16日(土)、17日(日)に東京書籍と咲洲プレ万博*1実行委員会により開催された学びのワークショップイベント 『NewE EXPO』に出展しました。
『NewE(ニューイ)』は、東京書籍株式会社が主体となって取り組む、「ミライの学び」をつくるプロジェクトです。子どもと社会をつなぐ多様な体験や活動の場を提供し、他者との交流や対話の機会を生み出すことで、知ることの喜びや学びによる発見を届けます。
JAXAのワークショップでは、地球観測衛星が宇宙から撮影した画像を見ながら、地球の昔と今を比較したり、地球環境の変化について学んだりすることで、地球の未来について考える機会を提供しました。2日間で計約450名の方々に来場いただきました。
【地球観測衛星クイズ】
ポスターを見ながら、地球観測衛星の画像を読み解く地球観測衛星クイズにチャレンジ。昔と今の衛星画像を比べると、地球の至る所で地球環境に変化が起きていることが分かり、小さいお子さんから大人の方までその深刻さを感じて頂けるきっかけとなりました。
【衛星観測データ体験】
「JAXA オリジナル Google Earth Engine Apps集」を使用して、実際の観測データをタブレットでチェックしました。タブレットやPC で衛星画像を実際に触って見ることができる宇宙教材です。
教材は以下からご覧いただけます。
https://edu.jaxa.jp/news/2020/i-0315.html
30分近くタブレットにくぎ付けになる子や、タブレットが気になると言って再度来場してくれる子もいました。 まずは自分の住んでいる大阪から世界へ、興味の赴くままに自分で操作を進めて見入っていました。夜間光のデータを見て、昔に比べて都市が明るくなっていることや、森林/非森林マップを見て、世界中で森林が減っていることなど、気付いたことを教えてくれる子もいました。
【感想】
小さいお子さんから大人の方まで、ワークショップに参加頂いた皆さまに、 衛星画像を見て気づいたことや感じたことを自由に書いていただきました。
<一部抜粋>
・「地球がかわいそう」(年中)
・「地球が大変だと思った」(小1)
・「自分はどうすれば良いか考えようと思う」(小2)
・「本能的に人間は自然を守るという気持ちがないと感じた」(小2)
・「自然がこんなに減っていることが分かった」(小3)
・「地球はどんどん変わっている」(小3)
・「昔は自然があったけど今は人間によって破壊されている」(小5)
・「地球観測衛星は環境の変化を細かく見つけることができることを知った」(小6)
・「約40年で氷がとても減っているのが目で見て分かった。もっと環境のことを考えようと思った」(20代)
・「環境破壊のスピードが想像以上に速いと感じた」(30代)
衛星画像を見るのは初めてという方も多くいましたが、地球環境の変化について知って考えて頂くきっかけになったようです。
【缶バッジ製作体験】
クイズに参加した後は、実際にポスターで学んだ衛星画像や衛星のデザインから好きな衛星画像を選んで缶バッジにすることができる缶バッジ製作を体験していただきました。子どもたちが目を輝かせてオリジナル缶バッジを作成する姿が印象的でした。
*1:「咲洲プレ万博」とは、大阪・関西万博へ向けた地域プログラムです。万博会場に隣接する咲洲地域が一体となり、「未来社会」をテーマに、SDGsやテクノロジー体験などを中心にさまざまなイベントを実施しています。
【イベント概要】
NewE EXPO
https://new-e.jp/expo2023/
【関連サイト】
気候変動2023特設サイト
【大阪の衛星画像:だいち写真ギャラリー】
https://www.satnavi.jaxa.jp/project/alos/gallery/index.html
https://www.satnavi.jaxa.jp/project/alos/gallery/cat01/detail/D-0313.html https://www.satnavi.jaxa.jp/project/alos/gallery/cat01/detail/D-0895.html
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