JAXAは、1月12日のセンチネルアジアからの要請を受けて、「だいち2号」(ALOS-2)によるフィリピンタール火山の噴火被害の緊急観測を行いました。観測したデータは、センチネルアジアへの観測要請元であるフィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS:Philippine Institute of Volcanology and Seismology)などのフィリピンの関係機関やセンチネルアジアに加盟しているアジアの大学・研究機関等のデータ解析支援機関に提供されました。
「だいち2号」の観測画像から、噴火前と比べて、火口周辺の様子に変化がみられます。
だいち2号による緊急観測対応
- 観測要請機関:フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)
- 観測要請日:令和2年1月12日
- 観測モード:高分解能
- 観測日:令和2年1月16日
- (過去観測日:令和元年5月5日)
- データ提供日:令和2年1月16日
「だいち2号」の観測データは、宇宙技術によるアジア太平洋地域の災害活動の支援を目的とした、宇宙機関・防災機関・国際機関により構成された国際的な協力枠組み「センチネルアジア」を通じて提供されました。
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センチネルアジア ホームページ(英語)
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センチネルアジアの活動については、以下をご参照ください。
https://sentinel-asia.org/reports/Reports/SA_Annual_Report_2017.pdf