お知らせ

2024.06.28(金)

「だいち4号」PALSAR-3観測データを用いたデータ・サービス事業者の募集について

「だいち4号」搭載のPALSAR-3(※1)観測データは、初期校正検証を経たのち、打上げ6ヶ月後頃から提供を開始する予定です。これに先立ち、JAXAは、一般ユーザ(※2)向けにデータ・サービス事業(※3)を実施する複数の民間事業者を公募により選定します。民間事業者との連携により、「だいち4号」データのさらなる利用拡大を目指します。

公募に関する提案要請書は、打上げ1ヶ月後程度を目途にJAXA第一宇宙技術部門ウェブサイト サテライトナビゲータ―(本サイト)に掲載予定です。

※1:PALSAR-3(Phased Array type L-band Synthetic Aperture Radar-3)は、Lバンド(1.2GHz帯)の電波を衛星から地表面に照射し、地表面から反射される電波を受信することで情報を得る、合成開口レーダ(SAR)と呼ばれるセンサです。衛星姿勢を左右に変更することで衛星進行方向の左右どちらでも観測が可能です。また、電波は雲を通過するため、昼夜天候に左右されずに観測できます。主に、火山や地震活動などによる地形変化、森林伐採、浸水域や船舶の動きを知ることができます。https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/project/alos-4/index.html 参照

※2:JAXAとの協定/取り決め等があるユーザ以外の全ユーザ

※3: データ・サービス事業の概要は、以下を想定しています。
■民間事業者は、JAXAから入手する観測済みデータ(アーカイブデータ)を用いて事業を実施します。民間事業者からの一般ユーザの観測要求は事業の対象外とします。
■一般ユーザがデータにアクセスできる仕組みの構築(データ配布やクラウドプラットフォーム上でのデータ利用、等)を含むことを必須とします。この仕組みの構築を含めない事業を実施する場合には、公募提案対象外とし、今回選定する民間事業者から必要なデータを入手してもらうこととなります。
■一般ユーザ向けのデータ・サービス価格は、各民間事業者の提案をJAXAが了承することにより決定されます。
■民間事業者は、事業実績に応じてJAXAが定める費用(知財利用料等)をJAXAに支払う必要があります。

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