お知らせ

2024.11.29(金)

EORC青木俊輔 研究開発員が、日本気象学会 山本賞を受賞しました

JAXA第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC)の 青木俊輔 研究開発員が、2024年度日本気象学会 山本賞「熱帯沿岸域降水の日周期変化特性に及ぼす下層風の影響に関する研究」を受賞しました。

贈呈式の様子(2024年11月13日@つくば国際会議場)

日本気象学会 お知らせはこちら

受賞の理由となった研究(Aoki and Shige 2024)は、熱帯降雨観測衛星(TRMM)搭載降雨レーダ(PR)の長期観測に基づく成果です。1997年11月28日にH-IIロケット6号機により打ち上げられたTRMMは、設計寿命3年2ヶ月を超え17年間にわたり観測を継続し、JAXA(当時NASDA)が情報通信研究機構(NICT)の協力を得て開発したPRはTRMMに搭載され、降水分野の研究に大きく貢献しました。
PRのミッションは、2014年2月28日に打ち上げた全球降水観測(GPM)計画主衛星搭載の二周波降水レーダ(DPR)が引き継ぎ、今後も、降水レーダ衛星を計画するなど、JAXAは全球の降水観測を継続していきます。

授賞対象論文:
Aoki, S., and S. Shige, 2024: Control of low-level wind on the diurnal cycle of tropical coastal precipitation. J. Climate, 37, 229-247, https://doi.org/10.1175/JCLI-D-23-0180.1

受賞の詳細はこちら

最新情報を受け取ろう

公式ソーシャルアカウント