お知らせ
2025.01.31(金)
先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の
初期校正検証運用の経過について
2024年10月28日に「先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の定常運用移行について」※1において、初期校正検証運用※2を約3ヶ月間実施したのち、定常観測運用※3および観測データの提供を開始する予定とお知らせしておりましたが、初期校正検証運用期間を延長します。
「だいち4号」は、光衛星間通信機能※4を含め、衛星運用は問題なく継続しています。現在、軌道上での実証が世界初となる最先端技術であるデジタルビームフォーミング※5を用いた一部の標準プロダクトに対し、想定よりも画質の調整に時間を要しているため、初期校正検証運用を2025年3月末を目途に継続します。早期のデータ・サービス事業の開始を目指して、引き続き校正検証作業に取り組んでまいります。
今後、定常観測運用及び観測データの提供を開始する際には、本Webページでお知らせします。
※1:「先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の定常運用移行について」
https://www.satnavi.jaxa.jp/ja/news/2024/10/28/10254/index.html
※2:初期校正検証運用
PALSAR-3標準プロダクト公開に向けて実施する校正検証を行う運用。校正検証とは、観測データを評価し、搭載機器のパラメータ調整等により要求仕様を満足する画像に仕上げる作業。
※3:定常観測運用
「基本観測シナリオ」に従い日本全土および全世界の観測を行う。また、災害時などには緊急観測を実施する。
https://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/jp/alos-4/a4_observation_j.htm
※4:「1.5μm衛星間光通信を使った超大容量ミッションデータ伝送に世界で初めて成功」
https://www.jaxa.jp/press/2025/01/20250123-1_j.html
※5:デジタルビームフォーミング
受信した電波を高速にデジタル処理し、同時に最大4方向の観測を可能にすることで広域な観測を実現する技術。
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