GCOM-Cは現在、平成29年度の打上げを目指して、筑波宇宙センターにおいて衛星システムの環境試験を実施しています。
2017年1月から2月にかけては熱真空試験を13mφスペースチャンバにて実施し、無事に終了しました。
軌道上の人工衛星は、太陽光が当たるときは温度が上がり、当たらないときは逆に冷えてしまいます。今回の熱真空試験では、GCOM-Cが軌道上で晒される温度環境において、衛星の各機能が正常に働くことを確認しました。
左の写真は試験終了後、GCOM-Cをスペースチャンバから搬出する際のものです。太陽や地球から衛星に入る熱を模擬するために、黒いヒータパネルで衛星全体が覆われています。
右の写真はヒータパネルを設置していない状態の衛星です。